ワークキャンプとは?

私たちは、社会から差別を受けたハンセン病コロニーの人々が抱える問題を解決するために、コロニーに年に2回、2週間ほど泊まり込み、家屋の修繕などのインフラ整備を中心としたワークキャンプという活動をコロニーの人々と共に行っています。

コロニーの人々と問題解決のために一緒に行動していく中で、「支援者」と「被支援者」という一方的な関係ではなく、「わたし」と「あなた」という一対一の対等な双方向の関係を築き上げます。

また、周辺の住民がコロニーの人々に抱く差別意識を解消するとともに、コロニーの人々が抱える被差別意識を解消し、彼らの自己肯定感も育んでいきます。

 

WORK

コロニーの人々と日本人が一緒に、家屋の修繕、井戸の建設、道路の整備などのワークを行い、コロニーの生活インフラの改善を目指します。

ポイントは、現地の人たちのニーズに合ったワークをすること。
そのためにnamaste!では、コロニー滞在中に村人を対象としたニーズ調査を行い、その結果をもとに次回以降のワーク内容を検討しています。

ワークが始まれば難しい議論は必要ありません。
一緒に体を動かすことで、参加者の仲は深まります。
国や言葉、文化の壁を超えることができるのです。

 

CAMP

私たちはコロニーで約2週間、コロニーの人々やキャンパーとの関係を深めるためにキャンプをします。朝、一緒に起きて、ご飯をみんなで作って、食卓を一緒に囲みます。

ワークキャンプの最後には、コロニーの人々とより良い関係を作り、またコロニーの人々に楽しんでもらうため、パーティーを開催しています。周辺の住民もパーティーに招くことで、コロニーの人々と周辺住民が仲良くなる機会を作り、双方の差別意識と被差別意識を解消することも目的の一つとしています。

火の起こし方がわからない、蚊帳の張り方がわからない、など日本人キャンパーが困ったときには、いつも村人が優しく助けてくれます。

一緒に生活し、助け合う中で、 人権問題や国の壁を超えた「人」とのつながりが生まれます。 そのつながりが、時にキャンパーを大きく成長させます。さらに、その現地を含む地域に対する啓発、その地域の活性化にもつながります。