ビシュナプールコロニー

ここでは、私たちが活動を行なっている、インドのビシュナプールハンセン病コロニーについて紹介します!

インド全土に700箇所以上あると言われているハンセン病コロニー(村)。ビシュナプールハンセン病コロニーは、インドのウェストベンガル州バンクラ地方にある、比較的小さなコロニーです。

◆地図


大きな地図で見る

◆コロニーの正式名称
Jamuna Bandh Leprosy Colony

◆家族構成
・家族数:58
・総戸数:58
・ハンセン病快復者数44人(一家族に一人)

◆人口内訳
・男性:61人
・女性:54人
・子供:54人
・総人口:117人

◆建物・家屋の状態
土と泥でできた壁にトタン屋根が乗っている状態。
また、藁葺きの家もあり、モンスーン時期や雨が振ると雨漏りしてしまう。

◆コロニーのインフラ基本情報
・水道
(2011年3月下見時点)
3つのハンドパイプ(手漕ぎ式井戸)のうち、1つしか機能していない。
バケツで汲む形の井戸はあるが、危険なため村人全員が使用できるわけではない。
水質は、劣悪。鉄臭く、色も茶色に濁っている。

このような状況を顧み、2011年9月のキャンプではろ過器付き電動井戸の建設を計画した。

(2011年6月)
日本人の学生がハンセン病コロニーを調査していることを聞きつけ、地方政府がろ過器付き電動井戸の建設を行った。地方政府がコロニーのための援助を行うのは異例の出来事であった。

そのため、ワークキャンプに於ける井戸建設は中止し、代わりにモンスーンの被害にあった屋根の修理、建設を行った。

(2012年3月現在)
新しい井戸が建設され、村人全員がろ過された安全な水を飲むことができるようになった。

・電気
14家族が電気を使用できない状態にある。

・道路
舗装は全くされておらず、土が剥き出しの状態。

・学校
小学校がコロニー内に設置されており、全員の子供たちがそこを卒業後、中学校に通う。
そのうち、14人が中学校をドロップアウトすることなく卒業することができる。
高校、大学に進学する子供はいない。

◆生計
ほとんどの快復者が物乞いをしている。また、快復者の家族は、無職か、わずかではあるが日雇い労働者として働いている。