マニプールへの想い

はじめまして。
つくば支部の杉山仁実です。
私はマニプールコロニーで二回目のキャンプに参加してきました。

ところで皆さんはハンセン病コロニーに住む方々に対してどんなイメージをおもちでしょうか??
ハンセン病回復者の人は寝たきりの人が多いんじゃない??
差別されているわけだから、引っ込み思案な人が多そう…
など、マイナスなイメージをもっている方が多いかと思います。

私もそんな風に思っていました。
しかし、実際に会ってみるとそのイメージはすぐ崩れました。

 

ハンセン病回復者の方はご老人に多いです。
たいていの方は足がなかったり、手が思うように使えなかったりします。
それでも彼らは元気いっぱい生きていました。
野菜を育てたりお料理をしたり、とてもいきいきしています。
私たちの生活しているところの近くに住んでいるためよく話かけてくれたり、水が出ないとき助けてくれたり、実の孫のようにかわいがってくれました。

キャンプ中欠かせない存在であったのが若者世代のユースキャンパー。
私たちと井戸をつくったりゴミ拾いをしたりするだけではなく、ご飯をつくって食べたりときには夜通しダンスをしたり多くの時間を共にします。
ユースキャンパーは私たちと同様に大学に通っている人が大半です。
興味関心ごとは恋愛であったり大人気スターであったり、日本の大学生と何ら変わりません。
彼らはすごく元気でピュアな子たちです。
楽しむときは思いっきり盛り上げてくれたり、私たちが困っているときは真剣になって助けてくれたり、本当によき友だちでした。

差別による心の傷を村人は負っているのかもしれませんが、それでも彼らは前を向いて元気に生きていました。
私たちが元気をもらうことも多くありました。

ボランティアとして活動するという意識でいくと“してあげる”という上の立場になりがちです。
しかし、私たちの活動は私たちが一方的に何かをしてあげるという形では実現不可能です。
村人の力が必要不可欠なのです。
村人と力をあわせていい村をつくっていこうとする。
力をあわせようとすることで村人との絆が生まれる。
村人への愛が深まり、村をよくしたい思いが強くなる。
この活動の良さだと思います。
それがこの活動がここまで続いている所以だと思います。
私自身二回もキャンプに参加することになるなんて思ってもみませんでした。

でも、日本に帰るとまた行きたい、みんなに会いたいと思うのです。
大切な友だちを想い、遠い遠い小さな村に想いを馳せるのです。

 

 

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世界には社会から隔絶されたハンセン病回復者の村があることを。

 

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